
かけ流し (英語の音声や歌をBGMのように余り大きくない音量でかけ続けること)
先に書きましたように、私は、幼児に英語を習得させる為には英語をたくさん聞かせなくてはいけないと考えて、その考えに合う教材を買い、せっせと教材をかけ流しました。しかしテンションの高い歌や、ゆっくりとした英語を繰り返し繰り返し聞くことに我慢できなくなり、ひいては、その教材の効果に疑問を持つようになり早々に使うのをやめてしまいました。
でも、英語をたくさん聞かせるということが大事なのは変わりありません。何か変わりになる物が必要でした。
子供向けの英語の歌は、英語を始めて直ぐにレンタルCD屋さんで借りてきてかけ流しましたが、あっという間に飽きました、私が。幼児教材のサンプルCDにも英語の歌は定番のように入っていたので、車につみっぱなしにして良く聞きましが、旦那にも大不評でした。というわけで、歌はお楽しみ程度に聞くだけでした。

教材のオマケで貰った絵本の朗読CDがあったのでこれもかけ流してみましたが、本は話し言葉ではないので何だか私が求めている物とは違う気がしました。それに、絵本は短いので1冊を繰り返して流すと同じフレーズが何度も何度も繰り返されてウンザリで、何冊かまとめて流すと、くるくると内容が変わって消化不良の気分になりました。

息子が英語を話せるようになるには、何をかけ流すのが一番効率が良いのか。私は考えました。
難しいことはないはずです。何でも良いんです。普通の言葉で良いんです。普通に英語圏で使われている英語で良いんです。
それならば!!息子が気に入って見ているTVアニメの音だけを使えば良いと思いつきました。ある程度の長さがあるので私がウンザリすることもなさそうですし、お気に入りの番組なら息子が嫌がるはずがありません。
これを使ってみたら、思っていた以上にラクになりました。幼児の番組というのは、大きな事件もなく淡々としている物が多いので、ずっとかかっていても気になりません。
TVは見せすぎるとアホになりそうな気がしたので時間を制限していましたが、かけ流しは、家にいて・旦那がいなくて・友達が遊びに来ていなくて・TVを見ていない時はずっとするようになりました。

このかけ流しに関して「どのくらいの期間、同じものを聞かせれば良いですか?」とか、「どのくらいセリフを覚えたら、次の作品に進めば良いですか?」などの質問をよくうけますが、私はセリフを覚えさせようとは全く思っていませんでした。
もっと壮大な何か・・・。セリフを覚えたとか、単語を覚えたなんて小さいことじゃない何か。何て言ったらいいのか分からないけど、赤ちゃんがゼロから言葉を覚えていくような、英語を勉強としてでなく言葉として習得するための何かを身につけさせるためのかけ流しだったからです。
だから何をかけるかは、その日の気分で選んでいました。
もちろん多少は、同じものばかりにならないように気を配ったりしていましたけども。
