
英語が消える!
息子は体が小さく早生まれだったので幼稚園は2年保育に決めていました。3才直前からという比較的遅い時期からの英語でしたので、3年保育にしないで1年みっちり英語漬けにしようという思惑もありました。
なんといっても幼稚園は、英語にとって怖い存在でした。
赤ちゃんから英語を始めて日本語以上に英語が上手に話せるようになった子でも、幼稚園に行ったとたんに日本語が達者になり、あっという間に英語を忘れてしまうという噂を何度となく聞いていましたから。
ですので普通の幼稚園ではなく、英語で保育するプリスクールと言われる幼稚園に入れようかとも考えましたが、普通の幼稚園で当たり前に経験することが抜け落ちてしまわないか心配でした。もしプリスクールに入れるなら、そのあたりのフォローを家庭で頑張らないといけないでしょう。そんなことが私にできるのか?でも、ここまで育てた英語が消えてしまうのはあまりにも勿体無い・・・。
そこで、何件かのプリスクールを見学しましたところ、どこも料金がもんの凄く高かったのと、私が見学したところは幼稚園としての魅力が無かったので諦めがつきました。考えてみれば、幼稚園が英語でも小学校は絶対の絶対に公立になるのだから問題を先送りにするだけです。普通の小さな幼稚園で頑張ることに決めました。
本当に最初はヒヤヒヤしました。
幼稚園に入園する頃の息子は、稚拙な英語ではありましたが、英語だけで自分の意志を何でも伝えられるくらいにはなっていましたが、それがだんだんと、なんとなく発音が悪くなってるような? なんとなく単語が出にくくなってるような? なんとなく英語を話さないような・・・と、降下していきます。急降下ですやん!!
英語がヘタになっていくというよりは、日本語が爆発的に伸びて英語がついていけない様でした。日本語の方がより自分の意志を伝えやすいのに、英語を使う理由がありません。幼稚園児に向上心なんてありませから、必要がなければ喋り難い方の言語をわざわざ使ったりはしません。使わなくなったらサビついてきます、そうしたらもっと喋り難くなって・・・と不の連鎖が止まりません!
焦ってはいましたが、それを息子には悟られないように気をつけていました。
息子に気づかれないように悩み、考え、手を打ち、そうこうしているうちに夏休みにー!!夏休みの間に英語の貯金をして、なんとか乗り越えることができました。
そして新学期へ・・・そしてまた・・・と、それからは長い休みまで何とか頑張って、休みに入ったら英語の貯金をするようになりました。
